一 1 このブログは、弁護士の立場から見た税法に関する諸問題を取り上げているので、税法そのものの解説本とは一味違った特徴を出そうと心がけています。 2 税法を適用すると言っても、まずはその前提となる事実関係を正確に認定す …
トラブル時こそ課税関係が重要
一 1 通常の業務の中で、ルーテーンとして行われている経理処理については、確立された処理方法があるし、過去の前例に従えば良いので、比較的問題は発生しにくいと思います。 2 しかし、突発的な事故やトラブルが発生した場合に …
民法の知識が税務に与える影響
一 1 税法の知識が十分でないと、100%の弁護ができないという話は、以前させていただきました。逆もまた真なりで、民法や民事訴訟の知識が無いと、100%の税務コンサルティングは困難かと思われます。民法や民事訴訟法の解釈に …
仕入金額が寄附金になる場合
一 1 法人税法37条1項では、寄附金の損金不算入が規定されています。そして、法人税法37条7項では、「寄附金、拠出金、見舞金その他名目を問わず、金銭その他の資産又は経済的な利益の贈与または無償の供与」が、損金不算入とな …