一 1 ブログ「この取引は、誰の取引?」でご紹介できなかった事件2について、実例をカスタマイズしてお話いたします 2 基本となる事実関係は、ブログ「この取引は、誰の取引?」と同様です。つまり、X社は、建築設備業等を事業と …
この取引は、誰の取引?
一 1 民法から見た法律関係と、税法から見た法律関係が必ずしも一致するとは限りません。税法は、実態課税の原則が重視されるので、法律行為(平たく言えば取引)の経済的効果が誰に及んでいるかという観点から、現実に即した解釈や事 …
役員給与が損金算入されない場合
一 1 これまで、役員給与が損金に算入されないケースについてご紹介してきました。 今回は、同族経営であることを良いことに、あまりにも露骨に公私混同をして、しかも悪質な仮装スキームまで組み立てたことから、役員給与の損金不算 …
役員給与額の相当性の判断基準
一 1 以前のブログでもご説明した通り、法人が役員に支給した役員給与のうち、不相当に高額な部分については、当該法人の損金に算入されません(法人税法34条2項)今回は、役員給与が、「不相当に高額」と判断される基準についての …